千住博 日本生まれ。ニューヨーク在住の画家。崇高で巨大なスケールの滝や崖の作品で世界的に知られている。抽象表現主義に根ざしたミニマルな表現と日本古来の絵画技法を組み合わせた作品を制作している。
日本芸術院会員。2007年から2013年まで京都造形芸術大学学長を務め、現在は京都芸術大学教授、東京国立博物館アンバサダー、池坊文化芸術財団評議員、学校法人立命館顧問、康耀堂美術館館長、ヴァン・クリーフ&アーペル芸術学校(レコール)マスターズコミッティー委員、公益財団法人徳川ミュージアム相談役等を務める。
1958年
東京都生まれ
1982年
東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
1984年
東京藝術大学大学院修士課程修了。修了制作藝大買上
1987年
東京藝術大学大学院後期博士課程単位取得満期退学。研究制作東大買上
「東京藝術大学創立100周年記念展」(日本橋髙島屋)
1989年
個展「ジ・エンド・オブ・ドリーム」(マンリー市立美術館、シドニー、オーストラリア)
1990年
「収蔵作品による近代日本画の歩み展」(神奈川県立近代美術館)
1993年
ニューヨークの美術誌「ギャラリーガイド」の表紙に選出される
個展「Flatwater」(マックスウェル・デビッドソン ギャラリー ニューヨーク)
1994年
個展「千住博1980−1994展」(山中湖高村美術館)
「星のふる夜に」に対し第4回けんぶち絵本大賞受賞
第7回MOA美術館 岡田茂吉賞絵画部門 優秀賞受賞
1995年
個展「千住博展」(台北市美術館、台北、台湾)
第46回ヴェネツィアビエンナーレ (ヴェネツィア、イタリア) にて名誉賞受賞、絵画作品としては東洋人として史上初
1996年
個展「千住博 Waterfalls & Glasses」展(彫刻の森美術館)
1998年
広島市現代美術館収蔵「八月の空と雲」に対し紺綬褒章受賞
2000年
「日本画の100年」展(東京藝術大学大学美術館)
「両洋の眼展/21世紀の絵画」出品作品「ライフ」に対し河北倫明賞受賞
2002年
「ニューウェイオブティー」展(ジャパンソサエティー、アジアソサエティー、ニューヨーク、アメリカ)
第13回MOA美術館 岡田茂吉賞絵画部門 大賞受賞
「水墨の香り」展(ソウル国立現代美術館、ソウル、韓国)
2003年
「大徳寺聚光院の襖絵」展(東京国立博物館)
「絵画の現在」展(新潟県立万代島美術館)
「現代『日本画』の精華」展(熊本市現代美術館)
「現代の日本画‐その冒険者たち」(岡崎市美術博物館)
グランドハイアット東京「ウォーターフォール」壁画制作
2004年
大徳寺聚光院伊東別院に襖絵を奉納
羽田空港(東京国際空港)第2旅客ターミナルのアートディレクション担当
2005年
ミラノサローネ「レクサス・Lフィネス」(ミラノ、イタリア)
個展「大徳寺聚光院別院襖絵七十七枚の全て」展(福岡アジア美術館)
2006年
第6回光州ビエンナーレ(光州、韓国)
ジャガー・ルクルト「レベルソ」誕生75周年特別限定モデルの文字盤をデザイン
「直島スタンダード2」展(ベネッセアートサイト直島)
個展「千住博」展(山種美術館)
2007年
「山種美術館所蔵名品展」(富山県立近代美術館)
「松風荘」襖絵完成(ペンシルベニア、アメリカ)
「百柱をたてる−空即是色・千住博」(松本市立美術館)
個展「Haruka Naru Aoi Hikari」 (サンダラム・タゴール ギャラリー ニューヨーク)
2008年
「液晶絵画」展(三重県立美術館、国立国際美術館、東京都写真美術館を巡回)
赤坂サカス赤坂Bizタワー陶板壁画「四季樹木図」制作
東京メトロ副都心線・新宿三丁目駅陶板壁画「ウォーターフォール」制作
2009年
家プロジェクト「石橋」母屋「空の庭」完成(ベネッセアートサイト直島、香川)
個展「New Light from a Far」(サンダラム・タゴール ギャラリー ロサンゼルス)
個展「Out of Nature」(サンダラム・タゴール ギャラリー 香港)
2010年
「20世紀美術への招待状」展(岐阜県立美術館)
「佐久市立近代美術館名品展」(高崎市タワー美術館)
「千住博 青の世界 —東山魁夷からの響き—」展(香川県立東山魁夷せとうち美術館)
瀬戸内国際芸術祭
APEC JAPAN 2010の会場構成を担当
羽田空港(東京国際空港)新国際線旅客ターミナル並びに拡張した第2旅客ターミナルのアートディレクションを担当
2011年
JR博多駅のアートディレクション担当
軽井沢千住博美術館開館
「水・火・大地 創造の源をもとめて」展(熊本市現代美術館)
「第5回成都ビエンナーレ」(成都、中国)
「Vision of Nature, Lost and Found, in Asian Contemporary Art」(香港アートセンター、香港)
グッチ創設90周年を記念する金閣寺方丈でのアーカイブ展「時の贈りもの」を監修
2012年
個展「CLIFFS」(サンダラム・タゴール ギャラリー ニューヨーク)
OUBセンター陶板壁画完成(シンガポール)
「日本舞踊×オーケストラ-伝統の競演-」の舞台美術を担当(東京文化会館)
2013年
大徳寺聚光院に襖絵を奉納
オペラ「KAMIKAZE」の舞台美術を担当(東京文化会館)
回向院障壁画完成
大正大学さざえ堂アートディレクション担当
KITTE開業記念アートプロジェクト「想い桜」を監修
個展「Day Falls/Night Falls」(サンダラム・タゴール ギャラリー 香港)
個展「千住博が描く源氏物語展‐平安王朝の空を見つめて‐」(佐川美術館)
瀬戸内国際芸術祭
「プレリュード」(花柳壽輔、坂東玉三郎主演)の舞台美術を担当(東京文化会館)
2014年
オペラ「夕鶴」の舞台美術を担当
2015年
個展「Day Falls/Night Falls」(サンダラム・タゴール ギャラリー シンガポール)
JR女川駅・駅舎タイル壁画制作(設計:坂茂)
第56 回ヴェネツィアビエンナーレ「Frontiers Reimagined」展出品(ヴェネツィア、イタリア)
故宮博物院南院プロジェクト完成(台湾)
2016年
大徳寺聚光院に奉納した襖絵を狩野永徳の国宝障壁画とともに一般公開
薬師寺「水と光の幻想」展(薬師寺東院堂)
薬師寺 晋山慶讃特別展「色彩 時空を超えて」(薬師寺東院堂)
平成28年度外務大臣表彰受賞
2017年
個展「地の果て」(サンダラム・タゴール ギャラリー ニューヨーク)
第4回イサム・ノグチ賞受賞
2018年
優秀芸術賞受賞(フィラデルフィア日米協会)
ブルガリより「オクト フィニッシモ 千住博」発売
「高野山金剛峯寺襖絵完成記念千住博展」巡回展(富山県美術館、鶴岡アート・フォーラム、秋田千秋美術館・秋田県立美術館共同開催)
千住博&チームラボ コラボレー ション展 「水」(堂島リバーフォーラム)
日米特別功労賞受賞(ニューヨーク商工会議所)
2019年
画業40年 千住博展 ー荘厳と格調・21世紀の日本画ー (日本橋三越本店)
巡回展「高野山金剛峯寺襖絵完成記念千住博展」(そごう美術館、北九州市立美術館、神戸ファッション美術館・神戸ゆかりの美術館共同開催、愛媛県美術館)
2020年
個展「Beginnings」(サンダラム・タゴール ギャラリー ニューヨーク)
高野山金剛峯寺障屏画が奉納
2021年
日本芸術院より「瀧図」(高野山金剛峯寺障屏画)に対し令和二年度(第77回)恩賜賞および日本芸術院賞授与
国宝薬師寺東塔平成大修理奉賛 平成の寶玉に選出され、同奉納
紺綬褒章飾版と木杯受章
出雲大社へ「滝」三点を奉納
個展「Senju’s Waterfall for Chicago」(シカゴ美術館)
個展「Hiroshi Senju SPECTRUM」(サンダラム・タゴール ギャラリー ニューヨーク)
2022年
日本芸術院会員に任命
第4回日米協会金子堅太郎賞特別賞受賞
2023年
個展「There is Still a Light」(サンダラム・タゴール ギャラリー ロンドン)
個展「三越創業350周年 千住博展 ―伝統と革新―」(日本橋三越本店 東京)
2024年
個展「Between Movement and Stillness」(サンダラム・タゴール ギャラリー シンガポール)
60周年記念 東美特別展 (東京美術倶楽部)