Skip to content

バックステージ

2017年7月

Images Thumbnails

千住は2017年7月31日、世界遺産・高野山金剛峯寺大主殿の襖絵制作に取り掛かった。慌ただしく制作を進める千住の制作密着ドキュメントを、ある映像制作会社は4Kカメラで撮影を開始した。千住の昼夜問わない制作は、緊張感と集中力をもって、今進められている。

原則的に千住は、下塗りから完成までの工程を一人で行う。制作助手たちがその全般を適宜にサポートをする。完成直前の作品のシミや汚れを消したり、傷がついてしまった旧作の修復などを行う事もある。制作助手を制作の現場に関わらせるのは、作品に使用した絵の具や筆、紙、そして技法を将来に伝える意味もある。

制作助手が画家をサポートして制作を進める例は、歴史的にみても枚挙にいとまがない。現代アートの作家の中には本人が一筆も手を入れていないことを公言する例さえもある。   しかし千住の場合、助手のかかわりは、あくまで補助的なものにすぎない。

この夏も若い画家、大学院生たちがインターンとして千住をサポートする。アトリエには助手、美術関係者、画商たちが常時出入りし、制作を見守っている。