今回は方解末という大理石の細かい粉を白に用いました。透明感が素晴らしいと思ったからです。
ありそうでなかった色の組み合わせを時間をかけて選び出しました。水面はあくまでも水平に引きたいので、助手たちに手伝ってもらい、目安のため定規を当てています。
滝の間から見えている色はすべて光です。滝の内側から世界を見たら色彩に満ちていたという体験に基づきました。光は無色透明ではなく、もっともあたたかく、やさしい色彩をともなって私たちに降り注ぎます。
この夏から制作を手伝ってくれているダシャン君です。現在FITの学生で素晴らしい作品を描きます。将来有望な画学生です。