今回は正倉院の宝物からヒントを得た唐時代の色彩を繧繝彩色の手法に習い、制作をしています。
色彩は古典的な唐の時代のものです。それを用いていかに現代を表すかということが現代に生きるアーティストにとって大切なことです。まさに伝統と革新です。
古い色彩の組み合わせに感覚を合わせるのに苦労しました。歴史的に使い古されている色ではあっても、その組み合わせ次第で、全く誰も見たことのない新しさが生まれると感じました。
長らく制作を続けていたアメリカのある美術館に向けた作品が完成しました。写真を撮って、梱包し、送り出します。