「浅間山」が完成しました。活火山のエネルギーはとても大きなものがあり、近年最も苦しんだ作品の一つです。2月に軽井沢千住博美術館に搬入し、3月から一般公開します。
ロンドンの個展に向け制作も順調に続いています。今までなかった色の組み合わせを考えるのは大変です。同じような群青でも大きな面積を塗ると、違いが明確になりますので、慎重に選んでいます。
大きな作品でも細部がとても大切です。小さな作品と同じに緻密な制作をします。特に水面は動きや静けさを表すと同時に、あくまでも水平の確かさが出ていないと、垂直の滝を支えられません。
友人の陶芸家・リチャード・ミルグリムさんが誕生祝いを届けてくれました。自分の娘みたいなものだから大切にしてほしい、とおっしゃっておられました。家宝にしたいと思います。