飛鳥IIIのメインダインイングのガラス作品です。それぞれの作品ごとに光量を調整しました。客席に座って眩しくなく、しかし暗くもないバランスがとても難しいもので、光の調整に何時間も費やしました。
六本木ヒルズクラブで講演がありました。錚々たるお客様が集まってくださり、世界の中で日本絵画がどう評価されているかという内容で、平安時代から昭和初期の絵について私見を述べました。
江戸川区江戸川小学校で小学六年生に授業をしました。日本中の小学校で授業をしていますが、本当に驚くことに皆違う作品を作り出します。これが個性だし、多様性だと毎回感動します。
11月に開催される創立95周年靖雅堂夏目美術店「奥田小由女・千住博展」に掛け軸を数点出品しますので、その表具の打ち合わせのために京都に来ています。裂地は全て江戸時代のもので、物によってはその当時中国から伝来したものもあります。全て私の裂地コレクションを使用しています。
新作のイメージを掴むため、取材をしています。岩場にたたきつける波の近くに立つと、弾ける水飛沫がまるで水力発電のように巨大なエネルギーを感じ、私も生き返る感じがします。
東京国立博物館に収蔵される30曲、表裏60面の巨大屏風の方向性をまとめる作業に入りました。表はプラチナに滝で現代を表現し、その裏面には法隆寺の時代、すなわち飛鳥時代の色彩を用いた滝にしようと思っています。あらゆる資料を紐解きながらイメージを膨らませています。